<機内食 辛口評価!>ユナイテッド航空 ポラリス・ビジネスクラス搭乗記 サンフランシスコ~大阪 今年5回目

ユナイテッド航空

今年最後6回目のアメリカ個人旅行

年6回のアメリカへの個人旅行を実践して3年目。 2017年最後のそして6回目のアメリカ個人旅行では11月の丸々1か月間をアメリカで過ごしてきます。 ラスベガスを起点にネバダ州、ユタ州、アリゾナ州の自然を楽しむ予定です。 この1か月間の旅のあらましはこちらの記事に、一連の旅行記事はこちら(2017 11月 アメリカ(モニュメントバレー、The Waveなど))に順次追加してゆきます。

米国1か月間の旅行 ~ DAY 30

今回は米国への出発から現地出発までがちょうど30日間です。

何日目かが分かるように、DAY X でカウントしていくことにします。

今日は「DAY 30」の記事です。

DAY 30

DAY 30は、UA35便でサンフランシスコ(SFO)~ 大阪・関西(KIX)へ飛びました。 今回の記事は、このUA35便の搭乗記になります。

Great Circle Mapper

出発地サンフランシスコ国際空港では、搭乗前にアメックスのセンチュリオンラウンジを利用しました。 このときの利用記はこちらへどうぞ。

毎度おなじみのサンフランシスコ~大阪

今年5回目のサンフランシスコ~大阪です。 すべてポラリス・ビジネスクラスへのアップグレード成功です。

このブログを始めたのが2017年7月。 既にこの同一路線4回目の紹介で新鮮味に欠けるかもしれませんが、今回は機内食が予期せず洋食になりましたので、機内食の和食・洋食をじっくりと比較してみたいと思います。 なお、過去3回紹介したサンフランシスコ~大阪のポラリス・ビジネスクラスの搭乗記はこちら(2017年6月搭乗)こちら(2017年8月搭乗)こちら(2017年9月)になります。

搭乗ゲートへ

搭乗ゲートはG102番です。 アメックスのセンチュリオンラウンジから歩いて10分弱というところです。

2017年11月 UA35便 サンフランシスコ(SFO)ー 大阪(KIX)
出発: 11:10 / 到着: 16:25
飛行時間: 12:15
機材: B787-8
搭乗クラス: ポラリス・ビジネスクラス

搭乗ゲート前の待合エリアからはG102番に駐機している飛行機は建物の陰になり見えにくいです。 この写真は隣のゲートの飛行機です。

搭乗です

これが今回利用するユナイテッド航空B787-8機材のシートマップです。 この路線で愛用しているいつもの座席「1L」をゲットできました。

B787-8 Seatmap / United Airlines Homepage

なぜサンフランシスコ~大阪・関西路線では「1A」ではなくて「1L」を好んで利用するのかについてはこの記事に記載しているので興味のある方はご覧ください。
エイドリアンの座席からの眺めです。 クリックすると拡大します。

1か月のアメリカ個人旅行。 英語は毎日いろいろなところでしゃべり倒していましたが、よく考えると日本語は一度もしゃべっていなかったです、1か月間も。 UAですが機内にはほどほどに日本人乗客がいました。 機内では主に日本人FAさんが対応してくれました。 なんと1か月ぶりに日本語をいろいろなところから耳にし、そして喋った時だったのです。

機内アメニティ

往路のUA838便、成田~サンフランシスコの時と同じく、機内アメニティキットのケースはB747退役バージョンの缶タイプでした。 往路の時とは色が少し違います。

 

 

 

こちらは2017年11月初めの往路UA838便 成田~サンフランシスコに搭乗した際にもらったアメニティキットケース。 色合いが濃いのが分かると思います。 このときの搭乗記はこちらをご覧ください。

 

 

 

 

このアメニティキットケース缶にはユナイテッド塗装の歴代のB747型機の写真カードが入っていました。

ウエルカムドリンク

シャンパンをいただきました。 チョコレートは往路便のときに配られた抹茶味が味わい深くてあっさりで本当に美味しいと思えるんだけど。。。

エイドリアンの座席から外を眺めたところです。

いざ出発です

飛行機の扉が閉まったのはちょうど定刻。 離着陸機が集中し誘導路が混雑していてなかなか離陸地点にまでたどり着きません。 離陸間際のところにまで辿り着いても、着陸機が数珠繋ぎで離陸許可がなかなかおりませんでした。 そのおかげで着陸機の映像をたくさん撮ることができました。 その中から選りすぐりの動画を2本貼っておきます。

まず1本目。 サンフランシスコ国際空港名物の平行同時着陸を滑走路側から眺めることができました。

何年か前にアシアナ航空機がここで着陸に失敗した時、ちょうどこの位置でスタンバイに入ろうとしていたのがUAの大阪・関西行きだったんですね。 UA側の乗客の皆さんもとっても怖かっただろうなと思います。

2本目。 こちらは1機だけですが機体が大きいのでとてもゆっくり進入してきているように見えます。 迫力があります。

離陸後のサンフランシスコの写真です。 ゴールデンゲートブリッジ、アルカトラズ島、トレジャーアイランド、ベイブリッジ、摩天楼エリア、そして綺麗に格子状になった街のエリア一帯もよく見えます。

離陸後しばらくして機長から、

サンフランシスコ国際空港の混雑の影響で離陸が遅れ、大阪・関西には定刻よりも少し遅れての到着します

との案内がありました。

離陸後の機内サービス

離陸後、少しして飲み物のサービスです。 赤ワインのテイスティングにしました。 暖かいミックスナッツはいつものやつです。

この日は、メニューを見てから和食を希望したのですが、和食は予約分をもってほぼ終了とのことで、その他の選択をお願いされました。 洋食のコース3種から鮭のポーチを選択しました。 他の2種類はポークチョップのグリルとスパイシーチキンです。

こちらが洋食の「はじめに」

冷たい前菜 スモークサーモンの海苔巻き、枝豆、ラディッシュ、枝豆フムス
サラダ キャベツ、パクチョイ、にんじん、マンゴー、ドレッシング、各種パンと共に

この前菜を見た時の第一印象は「しょぼい」。 はい、これ以外の言葉は思い当たりませんでした。 メニューに言葉で書き出すといろいろ盛りだくさんのように見えますが実物を目の前にすると、アレッ、という感じです。 サラダの色取りは良くしていますがアメリカのスーパーマーケットで売っているパックのサラダをお皿に盛っただけというところで存在感ゼロ。 海苔で巻いたスモークサーモン・2切れだけが配膳されたようなものです。 いくら何でももう少し洋食の前菜を工夫する方が良いのではないでしょうか。

こちらが洋食の「メインの料理」

鮭のポーチ レンズ豆のチリ、ブロッコリーニ

鮭はまずまずというところでしたが、もう少しジューシーさがある方がよさそうに思いました。 まあこのあたりは個人差がいろいろあるところでしょう。 エイドリアン、機内食で塩・胡椒を使うことはあまりないのですが、この時は使いました。 お隣さんをチラ見したら、お隣さんも使っていました。 ちょっと薄味かもしれません。

そして、待ちに待った至福の時です。 チーズ各種にぶどう、クラッカー、それにポートワインです。

今回も紙カップにアイスクリーム。 以前はトッピングなしで楽しんでいましたが最近はもっぱらストロベリーソースを選んでいます。 それほど甘くなく、フルーツ感がしっかり出ていてとても美味しいです。

水の配給があって離陸後の食事のサービスが終了です。

帰りは長いです

食事が終了し、少しうつらうつらして目が覚めてもまだアンカレッジ沖です。

エネルギー補給

途中でエネルギー補給です。

到着前の食事

着陸1時間10分前くらいに到着前の食事のスタートです。

着陸前の食事のメニューのうち、チキンカツは予約分をもって売り切れ。 フルーツプレートかオムレツからの選択です。 オムレツにしました。

南西部風オムレツ
ペッパージャックチーズ、黒豆、コーン、ロースト赤ピーマン
チキンソーセージ、ポテト、フルーツ、ヨーグルト

このオムレツはとろーりとしていてとても美味しかったです。

離陸後の機内食 和食・洋食を比較・辛口評価

一番最近サンフランシスコ~大阪・関西路線のポラリス・ビジネスクラスに搭乗したのは2017年9月(搭乗記はこちら)。 その時は和食を選びました。

では、ここでUA35便 サンフランシスコ~大阪・関西路線の1回目の機内食の比較、

和食(2017年9月) vs 洋食(2017年11月)

をしてみたいと思います。

まずは、「一の膳」vs「はじめに」

クリックすると拡大します。

和食の方は、左下(茄子の穴子巻き、トマトのゼリー寄せ、栗甘露煮、松葉蟹黄身酢添え、蛸の柔らか煮)、左上(若鶏甲州煮、干し葡萄、子芋、花人参、青菜)、右(づけ鮪、海老の紫蘇酢和え)となかなかバリエーションに富んでいて、量的にも十分。 アルコールも進みます。

対して、洋食の方は今回の記事で紹介した通りで、左(サラダ)、それに右(スモークサーモンの海苔巻き)。 サラダはエコノミークラスのサラダよりも量は多いですが内容的にはあまり違いはありません。 スモークサーモンの海苔巻きは和食の方で言うとづけ鮪1品に相当する程度です。 あとの二皿はどこ行った~?と嘆いてしまいます。 全体的に質・量とも和食に比べて大きく劣っていることが分かると思います。 和食を10点とすれば、洋食は3点程度です。 それほど大きな差があると思います!

次に、「二の膳」vs「メイン」

クリックすると拡大します。

洋食のメインはメインらしくデデーンと構えています。 和食はその中にメインはあるもののそれを取り囲むようにいくつか他の味も楽しめます。 でもこれは和食・洋食の各々の特徴が出ているということでしょう。

洋食・和食のどちらを選ぶ?

ユナイテッド航空は米系航空会社ですが和食の方は期待をいい意味で裏切る頑張りを見せていると思います。 洋食については逆に米系なのにちょっとがっかりというところです。 何らか食事の上での大きな好き嫌いや問題がないのであれば、そしてこの機内食の傾向が続くようなら、日本路線のポラリス・ビジネスクラスでは和食が絶対におすすめです。

和食希望なら事前予約する方が良い

和食は人気があって機内で希望しても売り切れ!ということが起こりがち。 和食を希望するなら、出発の24時間前までにユナイテッド航空に電話して和食を事前予約する方が良いでしょう。

日本以外の長距離国際線路線の場合は?

ユナイテッド航空の日本路線以外の長距離国際線に最近搭乗した際の機内食(当然和食という選択肢自体がありません)を紹介します。

UA892便 ソウル~サンフランシスコ ポラリス・ビジネスクラス(2016年12月)

ポラリス・ビジネスクラスのサービスが始まってすぐのころ。

前菜にはサラダの小皿とスモークサーモン4切れ程度ですね。

UA893便 サンフランシスコ~ソウル ポラリス・ビジネスクラス(2016年12月)

ユナイテッド航空のB747-400に最後に搭乗した時だったと思います。

前菜にはサラダの小皿と合鴨の燻製

UA2便 シンガポール~サンフランシスコ ポラリス・ビジネスクラス(2017年4月)

当時のユナイテッド航空の最長路線。

前菜にはサラダの小皿とシュリンプ

UA869便 サンフランシスコ~香港 ポラリス・ビジネスクラス(2017年4月)

ポラリス・ビジネスクラスのサービスが始まって初めて新機材(B777-300ER)・新シートを利用した時です。

前菜にはサラダの小皿と合鴨の燻製

UA895便 香港~シンガポール ビジネスクラス(2017年4月)

 

こちらは長距離路線というよりはアジア域内路線ですね。 前菜・メインの区別なく一つのトレーで出てきました。

 

 

 

 

 

こうやって眺めてみると、ポラリス・ビジネスクラスの洋食の前菜にはサラダの小皿にサーモンやシュリンプ、合鴨の燻製などが数切れというパターンになっています。 そういう意味では今回のUA35便 サンフランシスコ~大阪のポラリスビジネスクラスで出された洋食の前菜も方向性は同じですね。 でもそれらを実際に見てきたエイドリアンとしては、今回、特に「しょぼい」と感じたわけです。

しつこいようですが、もう一度クローズアップして横並びで見てみましょう。

こうして比べてみると、一つは盛り付け上の問題、もう一つは切れ数が少なく如何にも貧弱で物足りなく見えてしまっているというところが今回特に「しょぼい」と感じた理由でしょうか。

それから逆サイドから眺めてみると、ユナイテッド航空の和食の前菜がユナイテッドらしからぬ頑張りをしていて、和食の前菜を知っている乗客には洋食の前菜を必要以上に貧弱に見せてしまうという効果があるかもしれません。

和食の前菜の質・量を落とすのではなく。。。

和食の前菜の質・量を落として平準化するのではなく、是非、洋食の前菜の質・量を改善してレベルアップを目指してほしいと思います。 ユナイテッド航空の洋食は美味いらしいで、という評判が立つように。

まとめ

今回の記事は、丸々1か月のアメリカ一人旅を終え、2017年11月末、UA35便ポラリス・ビジネスクラスでサンフランシスコから大阪・関西へ飛んだ時の搭乗記です。

機内食は1か月ぶりの和食を期待しましたが予約済み分ですでに売り切れ状態であったため、洋食となりました。 ポラリス・ビジネスクラスで和食を希望する際には、予め予約しておく方がよさそうです。

洋食の前菜を見た時の第一印象は「しょぼい」。

どう「しょぼい」のかを確認すべく、同一路線(サンフランシスコ~大阪・関西)での「和食」と「洋食」を比較し、さらにユナイテッド航空の日本以外の長距離国際線路線間で「洋食」の比較をしてみました。 その比較をもとに今回なぜ洋食の前菜がしょぼく見えたのかをエイドリアンなりに考察してみました。

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