2017年最後6回目のアメリカ個人旅行
年6回のアメリカへの個人旅行を実践して3年目。 2017年最後のそして6回目のアメリカ個人旅行では11月の丸々1か月間をアメリカで過ごしてきます。 ラスベガスを起点にネバダ州、ユタ州、アリゾナ州の自然を楽しむ予定です。 この1か月間の旅のあらましはこちらの記事に、一連の旅行記事はこちら(2017 11月 アメリカ(モニュメントバレー、The Waveなど))に順次追加してゆきます。
全米59か所ある国立公園の中で最も広いデスバレー国立公園 (Death Valley National Park) はシエラネバダ山脈東部、カリフォルニア州とネバダ州を跨ぐように位置しています。 文字通り「死の谷」と表現するのがふさわしい場所です。 アメリカで最も熱く、最も乾燥していて、最も標高の低い過酷な環境にある国立公園なのです。
どれくらい暑いのか確認してみました。

デスバレー国立公園 (Death Valley National Park) 気温と降水量 / weather.com
最高気温の平均が40度を超えるのが6~9月の4か月、30度を超えるのが4月から10月の7か月間です。 これは暑いです。 意外だったのは冬の時期はかなり涼しくなること、そして1年を通じて少しですが雨が降るということです。
アメリカの国立公園管理局 (NPS, National Park Service) が運営するデスバレー国立公園 (Death Valley National Park) のオフィシャルサイトです。

ラスベガスからデスバレーへドライブ
ラスベガスからデスバレーへ向かう場合は、南側ルートと北側ルートがあります。
南側はNV-160号線をひたすら西へ進みDeath Valley JunctionでCA-190号線を西へと向かいます。
北側はUS-95号線を北へ、次いでNV-373号線を南へ進みDeath Valley Junctionへと合流していくルートです。
今回は、南側ルートでデスバレーを目指しました。
下の動画のような道を走ります。
NV-160号線を進んでいくと途中でネバダ州からカリフォルニア州へと州を跨ぎます。
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- ここにはシンプルな看板があるだけで、面白みに欠けますね
- 何もない砂漠地帯を道路がまっすぐ走っています
- ここから先はState Line Roadというみたいです
カリフォルニア州とネバダ州の州境あたりの動画です。
デスバレージャンクション
こちらがデスバレージャンクション (Death Valley Junction) です。
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- デスバレージャンクションの看板です
- 右へ行っても左へ行ってもラスベガスへとつながります
- デスバレーへの道です
デスバレー国立公園のエントランス
いつものお決まりの場所で写真です。
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- デスバレー国立公園のエントランスです。景色も過酷な環境であることを伝えています
- 下り坂です。標高が下がっていきます
今回紹介する場所
今回のデスバレーへの旅では、ダンテスビューポイントとザブリスキーポイントへ行ってきました。
2016年5月にもデスバレー国立公園へ行っているので折角ですからその時の写真も使っておもな見どころになるところを紹介しておきます。
ダンテスビューポイント (Dante’s View Point)
ダンテスビューは標高1,669メートル (5,476 フィート)のところにあり、海抜ゼロメートル以下のデスバレーのスケールの大きな光景を見渡すことができるポイントです。
下の看板のところがDante’s Viewへの登山口です。 始めはなだらかな上り坂ですが、途中からとても急な上りになります。 ちょっと大きな車になると上っていくのが難しくなりそうです。
ダンテスビューポイントに置かれている案内板です。
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- あとで紹介しますがこのデスバレーの中に小川があります
- Dante’s Viewからの視界のことについて書いてくれています。この日は視界が良い方だったみたいです
- Dante’s Viewを含むこのエリアの地形についての説明です
これがDAY 28に眺めることができた光景です。 遠くまで見通せて気持ち良かったです。 下の白い塩でできた絵模様が印象的でした。
下の写真はDAY 29にラスベガスからサンフランシスコへ飛んだ時に機内から撮影した写真です。

DAY 29 – 機内からのデスバレーの眺め
先ほどのDante’s Viewから眺めた白の絵模様と似ていると思いませんか?
並べてみました。 白い絵模様が良く一致しているのが分かると思います。
- DAY 28 – Dante’s View Pointからのデスバレーの眺め
- DAY 29 – 機内からのデスバレーの眺め
ダンテスビューポイントの動画を貼っておきます。
ザブリスキーポイント (Zabriskie Point)
ザブリスキーポイント (Zabriskie Point)では黄金色に輝く幾重にも湾曲した岩肌を眺めることができます。 先ほどの機内からの写真の右下の方に少し黄色く見える場所がこのザブリスキーポイントになります。
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- 駐車場に車を停めこの道を4~5分程度登っていきます
- 最後の方は少し急ですが距離が短いのでそれほど負担にはなりません
ザブリスキーポイントで撮ったベストショットです。 実物はもっと黄金色していました。
ぐるりと回りを撮っています。 赤茶けた岩肌、白っぽい岩肌、黄金色の岩肌、いろいろと楽しめます。
朝夕はもっと赤みがかかった色を楽しめそうです。 このザブリスキーポイントでは、トレイルも用意されています。 いつかチャンスがあればトレイルにもチャレンジしてみたいです。
サブリスキーポイントの動画です。 もしよろしければご覧ください。
海抜ゼロメートル (Sea Level)
ザブリスキーポイントの近くに海抜ゼロメートルの看板があります。
これ以後の紹介は2016年5月にデスバレーを訪れた時の写真を使います。
バッドウォーター (Bad Water)
海抜マイナス85.5メートル。 アメリカでもっとも低い位置にある陸地表面です。
- お決まりの場所での写真です
- 車を停めた後、右奥の方へと歩いていきます
- 白く見えているのは塩です
- 世界の海抜の低い位置にある場所を紹介してくれています
真っ白な塩の上を歩きます。
振り返ると岩肌です。 この上の方は先ほど紹介したDante’s Viewです。この岩肌の中に「SEA LEVEL」と書いた小さな看板がありますが見つけられるでしょうか? 下の写真はクリックすると拡大します。
砂丘 (Mesquite Flat Sand Dunes)
Mesquite Flat Sand Dunesという名の砂丘です。 夕方通りかかった時には、赤く焼けたような色になって見えてとても美しかったです。
ソルトクリーク (Salt Creek)
灼熱の地のデスバレーですが小川が流れている場所があります。 名前はソルトクリーク (Salt Creek)。 ここには整備されたトレイルが設置されています。 ぐるりと回って800メートル、車椅子でも楽しめるようになっています。
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- この小川にはSalt Creek Pupfishという魚が生息しています。塩分濃度が極端に濃くとても暑い場所なのにすごい生命力です
- トレイルはこんな感じです。歩きやすいです
- 小川です
写真をたくさん撮りましたがSalt Creek Pupfishを確認できませんでした。 下の動画では魚を確認できます。 大成功です。 デスバレーの魚、是非ご覧ください。
Stovepipe Wells Village
2016年5月のデスバレーへの旅では公園内にあるStovepipe Wells Villageに泊まりました。 小さな宿泊施設ですが手頃な料金で利用できました。 レストランが併設されていて、道路を挟んで向かい側にはGeneral Storeもありました。 宿泊しないにしてもここで食料を調達したり、アイスクリームを買って涼んだり、おみやげ物を探してみるのも良いでしょう。 ここで見た夜空の星の多さは経験した中では1、2を争うものでした。
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- こちらが宿泊施設側です。客室やレストランがあります
- 道路を挟んで反対側にGeneral Storeがあります
- 案内板とさびれた乗り物?
- ここはちょうど海抜ゼロメートルの場所です
アーティストドライブ (Artist Drive)
アーティストドライブは、全長約14キロメートルの一方通行のループ状の道路で、芸術家のパレットのようにいろいろな鮮やかな色で彩られた丘陵の岩肌を見ることができます。
クリックすると拡大します。
- 一方通行です。この案内板があるところから入ります。出口側には進入禁止の標識が立っています
- 「Artist’s Palette」が一番の見どころです
ちょっと写真の撮り方が良くないですね~。 是非ご自身の眼で確認してみてください。 もっと美しく見えると思います。
スコッティーズキャッスル (Scotty’s Castle)
砂漠の蜃気楼のように現れるこのスペイン風の城は、デスバレーで最も風変わりで最も伝説的な見どころの一つです。1920年代にシカゴの保険会社重役アルバート・ジョンソンによって建てられたスコッティズキャッスルは、ジョンソンと妻ベッシーの別荘でしたが、主に住んでいたのはウォルター・スコットでした。スコットは金探鉱者でカウボーイでもあり、バッファロー・ビルの「ワイルドウェスト」ショーの公演に参加した人物です。ジョンソンはスコットの金鉱採掘計画に投資し、二人は友人となりました。スコットは、この200万ドルの城が自分の金鉱採掘の利益で建てられたと吹聴して回りました。
城は完成に至りませんでしたが、手作りの鉄とタイル、特別注文の家具、豪華なアンティークやタペストリーであふれています。城の見どころはチャイムズタワーで、タワー内の25個のカリヨン(組み鐘)が15分ごとに演奏されるようになっていました。また、音楽室にはパイプ数1,121本の劇場オルガンも設置してあり、そのメロディーは、ベティ・グレイブル、ウィル・ロジャース、ノーマン・ロックウェルなど、大物の来客を楽しませました。 (以下、省略)
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レンタカーを返却
DAY 28の夕方、ラスベガス・マッカラン国際空港のハーツレンタカーに返却したレンタカー、クライスラーです。 4週間、文句を言わずによく走ってくれました。
4週間で5600キロメートル走りました。 The Waveのガラガラ抽選に挑戦したKanab、連日キャビンから景色を眺めていたモニュメントバレーの2箇所だけで半月近く同じ場所にへばりついていたのでこれでもよく走った方ですね。 事故、トラブルなく戻ってこらたことに感謝です!
まとめ
デスバレー国立公園の旅を紹介しました。 見どころになるビューポイントを網羅的に紹介しています。
ダンテスビューポイントとはるか上空の飛行機機内から撮った写真を比較して載せました。 デスバレーに広がる白い塩の模様が良く一致しているのが分かります。
デスバレーには小川が流れている場所があります。 そこにはなんとこの過酷な環境にもかかわらず魚が生息しているのです。 その小川で泳ぐ魚の動画の撮影に成功しました。 その動画も貼っているので是非ご覧ください。
デスバレー国立公園の観光を楽しんだ後、4週間借りたレンタカーをラスベガス・マッカラン国際空港のハーツレンタカーに返却しました。 1か月のアメリカの一人旅、あと1回の紹介を残すのみとなりました。
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