モニュメントバレーのナバホ族、日本がアメリカに戦争で負けた理由がここにあった

今年最後6回目のアメリカ個人旅行

年6回のアメリカへの個人旅行を実践して3年目。 2017年最後のそして6回目のアメリカ個人旅行では11月の丸々1か月間をアメリカで過ごしてきます。 ラスベガスを起点にネバダ州、ユタ州、アリゾナ州の自然を楽しむ予定です。 この1か月間の旅のあらましはこちらの記事に、一連の旅行記事はこちら(2017 11月 アメリカ(モニュメントバレー、The Waveなど))に順次追加してゆきます。



米国1か月間の旅行 ~ DAY 16~21

今回は米国への出発から現地出発までがちょうど30日間です。

何日目かが分かるように、DAY X でカウントしていくことにします。

DAY 16~21はモニュメントバレーで5泊6日の滞在を楽しんできました。

今日は、日本がアメリカに戦争で負けた理由ではないかとも言われているナバホ族・コードトーカー(暗号通信兵)についての紹介です。

ナバホ族・コードトーカー(暗号通信兵)

エイドリアンがアメリカを旅行中の2017年11月、アメリカのトランプ大統領がいつものように口を滑らせ、そしていつものようにマスコミから叩かれていました。(そのニュース記事はこちら

(CNN.co.jp からの抜粋) 米軍は第2次世界大戦で、先住民の特定の部族だけが話す言葉を暗号として使い、部族出身者を通信兵として採用していた。この日は先住民ナバホ族の元通信兵らをホワイトハウスに招いた行事が行われ、トランプ氏が直接声を掛けた。

トランプ氏は出席者の男性らを「特別な人々」と呼んで感謝の意を表し、「皆さんは私たちのだれよりもずっと前からここにいた」と語り掛けた。続いて「議会にはもっと前からここにいた議員がいる。その名はポカホンタス」と述べた。

トランプ氏がかねて批判してきた民主党のウォーレン上院議員を指した発言とみられる。ウォーレン氏は先祖に先住民がいたと主張し、その真偽が議論の的となった。

トランプ米大統領は27日、第2次世界大戦で暗号通信兵となった先住民の貢献を称える行事で、これまで侮辱的な使い方を繰り返してきた先住民女性の名前「ポカホンタス」を口にして物議を醸している。トランプ氏がかねて批判してきた民主党のウォーレン上院議員を指す発言とみられる。 - (1/2)

ナバホ語は文法が複雑で発音が特殊なためナバホ族以外の人間には習得が極めて困難。 さらにナバホ語には文字が存在しなかったことから暗号通信言語に適しているとして第2次世界大戦中の1942年に米海兵隊がナバホ族29人を太平洋の戦地に送り込みました。 彼らは、「コードトーカー(暗号通信兵)」と呼ばれました。 終戦時にはナバホ族のコードトーカーの数は300人を超えていました。 日本軍はナバホ族が用いた暗号を解読できず、情報戦でアメリカが日本を圧倒し、これが日本がアメリカに戦争で負けた理由の一つであるとも言われています。

戦後も機密扱い

1968年までナバホ族・コードトーカーの存在そのものが機密扱いでした。 当初戦地に送り込まれた29人は2001年に当時のジョージ・W・ブッシュ大統領によって表彰され、その後コードトーカーが映画化されたこともあり、コードトーカーは今ではアメリカ人の中では良く知られた存在になっています。

その秘密はバーガーキングに

アリゾナ州のKayentaという街にあるバーガーキング (Burger King)、そんじゃそこらのハンバーガーショップではありません。 このバーガーキングの店内で、ナバホ族・コードトーカーに関連する多くの展示物を見学することができるのです。

2017年11月、モニュメントバレーに滞在していた時に行ってきました。 今回が4回目、初めて展示物の写真を撮ってきました。 モニュメントバレーのThe View Hotelからは45Km、車で30分程度のところです。

日本からのツアーバスはよくこのバーガーキングを休憩場所にしています。

このバーガーキングの外観です。

コードトーカーの展示の紹介

このバーガーキングの店内の壁面に多くの展示物があります。  なかには、日本兵の遺品とみられるものもありますが大切にそして丁寧に保管されてきたであろうと思われます。 展示物はガラス戸の中にあるため、光の反射が影響して見づらくなっていることをお許しください。

バーガーキングの入り口脇

ここの展示物は太平洋の戦場から持ち帰った本物とのこと。 この展示がどのようにして始まったかについてのストーリーです。

第2次世界大戦でコードトーカーの任務を務めた King Paul Mike さんの息子さんである Richard Mike さんがこのバーガーキングのオーナーです。 なぜここにコードトーカーの展示がされているかの謎が解けましたね。

コードトーカーとは何ぞや?

日本語訳も展示されていました。(ピンボケです)

店内の一番奥のレジの横

一番奥まったところにはコードトーカーの任務を務めた King Paul Mike さんの写真がありました。 もう亡くなられています。

店内には多くの展示物

バーガーキングの店内には実に多くの展示物があります。 ナバホ族の通信暗号兵の写真です。

映画「Submarine Raider」の説明は英語ですが見つかりました(こちら)。 日米開戦のころのことを扱った映画のようです。

これにはびっくり。 この名前をたどればどの戦場で回収されたものかわかるかもしれません。

他にも多くの写真・遺品らしきものが展示してあります。 ギャラリーにして貼っておきます。 以下の写真はクリックすると拡大します。 (オリジナルの高解像度写真を見たい場合には、「お問い合わせ」から連絡をいただければと思います。 迅速に対応させていただきます)

まとめ

ナバホ語はその特殊性から暗号通信言語に適しているとして1942年に米海兵隊がナバホ族29人を太平洋の戦地に送り込みました。 彼らは、「コードトーカー(暗号通信兵)」と呼ばれました。 日本軍はナバホ族が用いた暗号を解読できず、情報戦でアメリカが日本を圧倒し、これが日本がアメリカに戦争で負けた理由の一つであるとも言われています。

第2次世界大戦の初期のコードトーカーの任務を務めた29人のうちの一人 King Paul Mike さんの息子さんである Richard Mike さんが、アリゾナ州Kayentaの街(モニュメントバレーの近く)にあるバーガーキングのオーナーです。 このバーガーキングでコードトーカーに関する多くの展示品を見学することができます。 なかには日本兵の遺品とみられるものもあります。 こんなアリゾナ州の片田舎に第2次世界大戦中の日本兵の遺品が展示されていてとても不思議な感じがしました。

エイドリアンがこのバーガーキングを訪れたのは今回が4回目、初めて展示物の写真を撮ってきました。 ブログ記事内に多くの写真を貼っています。 モニュメントバレーを訪れる機会のある方は是非このバーガーキングに立ち寄ってみてください。