2017年8月21日 アメリカで皆既日食
アメリカの一部地域で現地時間2017年8月21日に皆既日食の大自然現象が起こります。 北米大陸全域や南米大陸北部などでも部分日食を見ることができます。 皆既日食、部分日食が起こる仕組みはJAXA宇宙情報センターのホームページに掲載されている以下の絵をご覧ください。
皆既日食を見るためにオレゴン州Salem市へ
エイドリアンは8月16日に日本を出発し、すでに皆既日食帯にあるオレゴン州Salem市に入っています。 最新情報は、随時Twitterにアップしていきます。 情報をまとめて、このブログでも紹介する予定です。 ブログでは日食観測に関する一連の記事は、2017 8月 アメリカ(ワシントン-オレゴン 皆既日食!)でご覧いただけます。
皆既日食を観測できる幸運な地域は
皆既日食を観測できる一部の幸運な地域は、アメリカの太平洋岸から大西洋岸へと横断する幅約110キロメートルの細い帯で、アメリカの*12の州を跨ぎます。 8月18日のUSA TODAYに掲載されたViewing Conditions For Solar Eclipse(天候に基づく日食の観測コンディション)を見ると、どこで皆既日食、どこでどの程度(何パーセント)の部分日食が観測できるか良く分かります。
*12州は、アメリカ西海岸のオレゴン・そして東へ順にアイダホ・ワイオミング・ネブラスカ・カンザス・ミズーリ・イリノイ・ケンタッキー・テネシー・ノースカロライナ・ジョージア・最後に東海岸のサウスカロライナ
オレゴン州Salem市の宿泊先であるHampton Inn & Suitesでもらった日食観測用のサングラスの下部には、皆既日食の帯が通過する12の州が記載されています。
アメリカでの一大イベント
アメリカ人にとっては一生に一度(once in a life time)、皆既日食という大自然の現象を自分の目で見ることができるまたとないチャンスに恵まれています。 現地はとても盛り上がっています。 ニュース、新聞、現地の人との会話では日食の話題がとても多いです。
そして、どうせだったら、約110キロメートルの細い帯の中に入って皆既日食を見たいと思うのが世の常人の常。 アメリカでは皆既日食帯へ向けて多くの人の移動するため大渋滞が起こると心配されています。
一部の日本人も興味ありですね
ググってみると日本からの2017年のアメリカ皆既日食観測ツアーが複数引っ掛かってきます。 日本人も多く日食観測に出かけるみたいです。 エイドリアンが宿泊するオレゴン州Salem市のHampton Inn & Suitesには日本から多くのツアー客がやってくるとチェックインの時に聞きました。
でも日本ではそれほどニュースなどで取り上げられていないですよね。 エイドリアンが想像するに、この日食が起こるのが日本時間の真夜中になってしまうので、ライブ中継には向かないためかなと思っています。 普通のニュースの時間枠で少し取り上げられるくらいでしょう。
NASAのホームページ
地元アメリカの大自然の一大イベントということで、NASAが皆既日食に関する特集サイトを開設し皆既日食関連の多くの情報を提供してくれています。 また、YouTube上では日食がどのように進んでいくかNASAがわかりやすく動画で解説してくれています。
大きな影響
太陽光発電出力の急激な変動への対応が必要になり、悪質な日食メガネが米アマゾンで販売されたり、一生に一度の出来事と言うことで人々の大移動による深刻な交通渋滞が懸念され、皆既日食帯に入るホテルの宿泊料金の 高騰 暴騰も起こっています。
約半年前の計画では少し遅かった
アメリカでの自然を楽しむことが大好きなエイドリアンの血が騒ぎ皆既日食を個人で行くことを決意。 半年くらい前に計画を立て始めたのですが遅かったです。 一番の問題は現地での宿泊先の確保。 皆既日食の帯にあたるエリアでのホテルの宿泊代は、普段は1泊100ドルもしないようなホテルでも半年前の時点で日食前日は軽く1泊500ドルを超えていました。 西海岸では日食は午前中に起こるのでその日の朝は深刻な交通渋滞が起こるであろうと予想され、多くの人が前日には皆既日食の帯のエリア内に移動し宿泊しようとしているのです。 それがあれよあれよという間に1泊1,200ドルを超えるような状況になりました。 こまめにネットをチェックして4か月くらい前に運良く1泊380ドル(+税)でホテルを確保できました。
飛行機、レンタカーについては半年前でも通常の料金で予約でき特に問題ありませんでした。
ということで、今日から何回かにわたって2017年8月のアメリカ皆既日食を個人で見に行く旅の記事を掲載します。 多くの皆さんが、Twitterとこのブログに訪問してくれることを楽しみにしています。
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