2018年最初の旅 熊本へ行ってきました
2018年最初の旅は2016年4月の大地震から復興中の熊本へ行ってきました。 熊本への旅行記事はこちら(2018 1月 熊本(那覇経由))に順次追加してゆきます。

熊本・馬タン牛タンの名物「馬丼」
前回の記事では、「熊本の馬タン牛タン、一人でもOK、ランチはドリンク付き手頃価格で馬刺し・馬丼」を紹介しました。 繰り返しになってしまいますが、本当に美味しかったです。 また近いタイミングで熊本へ行く口実ができたように思っています。
さて、観光のほうでは、産交バスの日帰りバス旅を利用して阿蘇や宮崎県にありながらも市内中心部や空港からの移動を考えると熊本の方が近い高千穂などに行こうと思っていたのですが2018年1月新年早々の大寒波襲来で九州でも積雪が観測され峠越えになる路線を含むバス旅プランは全滅状態でした。
この産交バスの日帰りバス旅、高速バス・路線バスなどの乗車券と各施設利用券が一緒になったお得なセット券(ルートによっては食事もつきます)で、添乗員・ガイドは同行しないので連れて行ってもらう感は少なく自分自身の責任で移動するのである意味自由が利くためとても楽しみにしていました。 ところが九州でまさかの降雪のためにバスが走らないという想定外の出来事。。。 今回はとっても残念でした。
ということで熊本市内中心部に張り付いていた熊本旅になってしまいました。 今回の記事では、熊本市を代表する観光ポイント、熊本城と水前寺公園(正式名称は「水前寺成趣園」)を紹介させていただきます。
熊本城と水前寺公園
熊本市観光ガイドのモデルコースには熊本初心者用に「熊本を知るにはまずはここから!」として熊本城と水前寺公園を巡るコースが掲載されています。 2018年1月の大寒波で熊本市内に張り付いてしまった旅でしたがこの2つだけは外せないと思い行ってきました。
熊本城
平成28年の熊本地震の地震災害の影響で立ち入り禁止エリアが設定されています。 熊本城のオフィシャルサイトから引用した下の地図をご覧ください。
立ち入り禁止エリアは、水色の線で囲われた箇所です。 熊本城のほとんどの場所には入ることはできず、周囲から眺めるだけなのです(2018年1月初旬)。 でも行った価値はありましたよ。 何か所もの崩れた石垣からいかに大きな地震であったかを感じることができました。 少し距離がありますが、大・小天守閣と宇土櫓を見ることができました。 熊本の礎を築いた加藤清正公を祀る神社、「加藤神社」へは行くことができそこから大・小天守閣の復旧工事を見ることもできました。
上の地図の馬具櫓(真ん中下部)から時計回りで約1時間で1周しました。 そのルートの名は、「熊本城復興見学ルート」です。
加藤清正公の銅像
馬具櫓から坪井川を挟んだ対岸にあります。 熊本の礎を築いた加藤清正公の銅像です。
馬具櫓
坪井川沿いにある馬具櫓。 いきなりの光景にちょっとショックです。 石垣はしっかりとしていてそうそう崩れないものだと思いますが、震度7は強烈だったのでしょう。 馬具櫓は底面が少したわんでいるように見えますが踏ん張っています。
坪井川を渡ると見学ルートへ
立ち入り禁止エリアが設定されています。 ボランティアの案内の方が丁寧に説明してくれました。
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お茶を飲んだり食事をできるお店が並んでいる場所を通過します。 くまモンがいました。
未申櫓(ひつじさるやぐら)
二の丸広場へ向かう途中にある未申櫓(ひつじさるやぐら)。 南西(未申)の位置にあるので未申櫓と名付けられています。
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- 未申櫓(ひつじさるやぐら)
- 左隣の堀には、場内から崩落した石垣が保管されています
西大手門櫓門・元太鼓櫓
すぐ近くで櫓門を見学できました。 こんなにもひどく崩れてしまった石垣が地震の大きさを物語っていました。
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大・小天守閣と宇土櫓
「二の丸広場」から大・小天守閣と宇土櫓を見ることができます。
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途中、見ることができた石垣など。
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石垣復旧へ向けた準備
崩れた石垣は地震前と同じ位置に復旧できるように、ひとつひとつ番号が書かれて整理されています。 もとの場所を特定するのも大変な作業だったでしょうね。
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戌亥櫓(いぬいやぐら)
熊本城の北西(戌亥)の方角に位置する三階櫓。
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加藤神社へ向かう途中、石垣が大きく崩れていました。
加藤神社
加藤神社は熊本の礎を築いた加藤清正公を祀る神社。 境内は、熊本城天守閣や宇土櫓を間近に望むビュースポットになっています。
現在、加藤神社の境内からは、復旧工事中の大・小天守閣を見ることができます。 2019年の大天守閣の復旧を目指しています。
▼熊本城のオフィシャルサイトはこちらです。
水前寺公園(正式名称は「水前寺成趣園」)
水前寺公園は、歌手、水前寺清子さんの芸名のもとになったとして全国的に有名ですね。 ここは、池底から湧き出る清らかな水が池を満たしていて庭園の美しさはお見事です。 この湧き水は平成の名水百選に選ばれています。 熊本市観光ガイドによる説明です。
初代熊本藩主忠利公が清水湧くこの地を気に入り、御茶屋として作事したことを始まりとする庭園です。3代綱利公により大規模な作庭がなされ、現在の桃山式の優美な回遊式庭園が完成しました。東海道五十三次の景勝を模したとされる見事な庭園を散策しつつ、園内の「出水神社」に参拝。庭園を一望京都御所から移築した県指定重要文化財「古今伝授の間」でお茶と和菓子をいただきながらゆっくりと時間を過ごすのもいいものです。
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水前寺公園へ行ったこの日は朝まで熊本市内でも雪が降っていてとても寒く曇り空だったのが少し残念でした。
水前寺参道商店街
水前寺公園へと向かう参道は商店街になっています。 どんなお店があるかについてはこのサイトが詳しく説明してくれているので参考になさってください。
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- 水前寺参道商店街
- くまモン
水前寺公園(正式名称は「水前寺成趣園」)
JAFの会員なら入園料の割引を受けることができますよ。
- ここが水前寺公園の正門入口です
- 正門入口を入ってすぐのところ
園内に入ってから時計回りで回りました。 1周20~30分程度です。
見事な庭園です。
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- 石橋の下にはコイが集まっています。おこぼれの餌をもらうために多くの鳩も集まっています
- もう少し天気が良ければもっと美しくとれたかもしれないです
動画も貼っておきます。
出水神社(いずみじんじゃ)
歴代藩主を祀る出水神社。 水前寺公園内にあります。
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この日の朝の雪がまだ残っていました。 うっすら雪化粧しているのは、「水前寺公園の富士山」です。
稲荷神社
この稲荷神社も水前寺公園内にあります。 出水神社の末社になります。 参道に建ち並ぶ朱の稲荷鳥居が見事です。
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このような景色を眺めながら池の周りを一周します。
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▼水前寺成趣園のオフィシャルサイトはこちらです。
まとめ
熊本市を代表する観光ポイント、熊本城と水前寺公園(正式名称は「水前寺成趣園」)を紹介しました。
熊本城は平成28年の熊本地震で大きな被害を受け、立ち入り禁止区域が設定されていて本丸の中には入ることはできませんが、「熊本城復興見学ルート」はしっかり整備されていてわかりやすくなっていました。 観光客に熊本城の今を知ってもらおうと多くのボランティアの方々が案内役をされていたのも良かったです。
歌手、水前寺清子さんの芸名のもとになったとして全国的に有名な水前寺公園。 ここは、池底から湧き出る清らかな水が池を満たしていて庭園の美しさはお見事でした。 「水前寺公園の富士山」はうっすらと雪化粧していました。
今回はバスで阿蘇や高千穂方面にも行きたかったのですが、2018年1月新年早々の大寒波襲来で九州でも積雪が観測され、バスでの移動ができなくなったので見送りになりました。 近いうちに再チャレンジしてみたいと思います。
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