サンタフェから世界遺産タオス・プエブロへ。年数回の写真撮影禁止日に要注意

アメリカ

2018年最初のアメリカ個人旅行

年6回のアメリカへの個人旅行を実践して2018年で4年目。 2018年最初のアメリカ個人旅行は、1月の後半2週間程度の時間をかけてフェニックスを起点にセドナ、フラッグスタッフ、アリゾナ大隕石孔(ミティア・クレーター(Meteor Crater))、化石の森国立公園(Petrified Forest National Park)、アルバカーキ、サンタフェ、世界遺産タオス・プエブロへとドライブします。 この一連の旅行記事はこちら(2018 1月 アメリカ(セドナ、アリゾナ大隕石孔、サンタフェなど))に順次追加してゆきます。

この旅行の全体のあらましについてはこちらの記事で紹介しました。

今回の記事では、アメリカニューメキシコ州にあるにある 世界遺産 タオス・プエブロ (Taos Pueblo) を紹介します。

世界遺産 タオス・プエブロ (Taos Pueblo)

タオス・プエブロ (Taos Pueblo)は、ネイティブアメリカンのプエブロ部族が今なお住み続ける1000年の歴史を持つ現役の貴重な集落です。 タオス・プエブロは1992年にユネスコ世界遺産(文化遺産)に登録されました。

タオス・プエブロのオフィシャルサイトです。

Taos Pueblo – Over 1,000 years of Tradition

タオス・プエブロを代表するのがこの写真の住居。 土と藁からできた日干し煉瓦を使ったアドビ様式の建築物です。 表面は同じ土と藁を使ってコーティングを繰り返すことによってこの建築物を長期にわたり維持しています。

3階建ての集合住宅のようになっています。 ここに住むプエブロ部族は、現在においても電気・水道を使わない生活をしています。

サンタフェから日帰りできます

タオス・プエブロへはニューメキシコ州の州都サンタフェから北北東の方向に車で約1時間30分ほどかかります。 日帰りドライブでちょうど良いくらいです。

GerminのGPSがタオス・プエブロへ誘導しない

エイドリアン愛用のGerminのGPS(最新のマップへ更新済)の検索結果からタオス・プエブロを選択してもGPSの案内では目的地へ辿り着くことができませんでした。 何やら大平原のど真ん中に連れていかれて周りには何もありませんでした。 紙の地図とにらめっこし、さらに街中の土産物店に入って場所を教えてもらってようやくたどり着くことができました。

Germinは最大手のGPS(カーナビ)メーカー。 そのGPSのマップを最新版にしていても目的地タオス・プエブロへ誘導しないということは他のGPSの機種でも同じようなトラブルに遭遇するかもしれません。

読者の皆さんのために、そしてエイドリアン自身の備忘録として、グーグルマップ上にピンポイントでタオス・プエブロの位置を指定しておきました。 印をつけたところがタオス・プエブロの正面入り口前です。 このポイントを目指して運転しましょう。

念のために上のグーグルマップのポイントの緯度・経度を記載しておきます。

36°26’17.4″N 105°32’49.4″W
36.438157, -105.547061

これがあればGPSも間違えることなくあなたをこの世界遺産タオス・プエブロへと導いてくれることでしょう。

写真撮影禁止の日があります

2016年12月にタオス・プエブロを訪問した時は、運悪く写真撮影禁止の日に当たってしまっていて写真を1枚も撮ることができませんでした。 プエブロ部族の宗教的儀式の日は集落の中では写真撮影禁止なのです。 せっかく遠い遠い世界遺産のタオス・プエブロにまで行って写真を1枚も撮れないってちょっとショックですよね。 エイドリアンのように失敗しないために事前にチェックしていきましょう。

2018年2月15日の時点では次のようになっています。

Taos Pueblo Ceremonies

All events listed below are religious ceremonies. We ask that you offer the same respect you would in your church at home. No photography is allowed. But you won’t need pictures to remember your Pueblo visit. It will remain in your heart and soul forever.

Taos Pueblo Feast Days

Jan. 1, Turtle Dance
Jan. 6, Deer or Buffalo Dance
May 3, Santa Cruz Feast Day
June 13, San Antonio Feast Day
June 24, San Juan Feast Day
Second Weekend of July — Annual Taos Pueblo Pow-Wow
Visit Taos Pueblo Powwow at www.taospueblopowwow.com
July 25, Santiago Feast Day
July 26, Santa Ana Feast Day
Sept. 29, San Geronimo Eve Vespers
Sept. 30, San Geronimo Day
Dec. 24, Procession of the Virgin Mary
Dec. 25, Deer or Matachinas Dance

EVENTS – Taos Pueblo

今後変更される可能性があるかもしれないので、旅行を計画される際にはご自身でこのオフィシャルサイトを確認するようにお願いします。

ということで、2016年12月のリベンジの意味合いも込めて、2018年1月に再度タオス・プエブロを訪問したのです。

こちらが正面入り口前

上のグーグルマップに印をつけたタオス・プエブロの正面入り口です。

上の写真の右手前に無料の駐車場があります。 係りの方の誘導に従って決められた場所に車を停めます。

入場料金は大人1人16ドル

そして上の写真の左側に料金所があります。

大人1人16ドルです。 ここではAAA(JAF提携)の割引は適用されませんでした。

写真撮影に関する注意事項が盛りだくさんです。 ルールを守り、またここに住むプエブロ部族の方々に失礼のないようにしなければなりません。 宗教的儀式の日は写真撮影禁止って書いてありますね。

この入り口は、5本の道路が交差する場所です。

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ユネスコ世界遺産

入り口のところにある案内板です。 ユネスコ世界遺産についての記載があります。

タオス・プエブロに入場するにあたっての注意事項が記載された案内板がありました。

タオス・プエブロの中へ

入ってすぐのところにガイド付きツアーの開始時刻が書かれた看板があります。 その時刻を確認して是非ツアーに参加してみましょう。

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San Geronimo Church

西暦1850年に建てられたSan Geronimo Churchという名の教会です。 ガイド付きツアーの集合場所です。 教会の中は年中写真撮影禁止です。

Red Willow Creek

タオス・プエブロ内を流れる小川、Red Willow Creek。 Rio Pueblo de Taosとも呼ばれています。 この小川の水が集落の生活水として使われます。 現在では定期的にその水質を検査して飲料にしても問題ないか確認しているとのことでした。 2018年1月に訪問した時はほとんど凍っていました。 この小川を境に北と南の住居に分かれます。

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南側の住居群

南側の住居群の写真を貼っています。

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北側の住居群

このアングルの写真、タオス・プエブロを紹介するときに必ずと言っていいほど使われます。

とってもいい絵になります。 もう少し近づいてみると。。。

建築当初は扉はなく梯子を使って登って天井から出入りしていたとのことです。 現在は扉があります。

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住居やお店などが並んでします。 雪の白さがとても良い雰囲気を醸し出していました。

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旧教会と墓地

こちらは西暦1619年に建てられた教会。 1680年と1847年の2度にわたり破壊されました。 その後、維持管理されず、現在は旧教会(Old Church)と呼ばれ、その周囲が墓地になっています。

ぐるりと回って入り口の方へと戻ります。

タオス・プエブロ、1000年も昔の状態がそのまま現在にタイムスリップしています。 歴史を感じさせる場所でした。 ここでは時間がとてもゆっくり流れているように感じました。

まとめ

タオス・プエブロ (Taos Pueblo)は、ネイティブアメリカンのプエブロ部族が今なお住み続ける1000年の歴史を持つ現役の貴重な集落です。 タオス・プエブロは1992年にユネスコ世界遺産(文化遺産)に登録されました。

土と藁からできた日干し煉瓦を使ったアドビ様式の建築物が有名です。 多くの写真を使ってタオス・プエブロを紹介しました。

プエブロ部族の宗教的儀式の日は集落の中では写真撮影禁止です。 タオス・プエブロのオフィシャルサイトに写真撮影禁止日が明記されているので事前に確認する方が良いでしょう。

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