アリゾナ大隕石孔はすさまじい大きさ。なんと200万人収容のスタジアムに匹敵

アメリカ

2018年最初のアメリカ個人旅行

年6回のアメリカへの個人旅行を実践して2018年で4年目。 2018年最初のアメリカ個人旅行は、1月の後半2週間程度の時間をかけてフェニックスを起点にセドナ、フラッグスタッフ、アリゾナ大隕石孔(ミティア・クレーター(Meteor Crater))、化石の森国立公園(Petrified Forest National Park)、アルバカーキ、サンタフェ、世界遺産タオス・プエブロへとドライブします。 この一連の旅行記事はこちら(2018 1月 アメリカ(セドナ、アリゾナ大隕石孔、サンタフェなど))に順次追加してゆきます。

この旅行の全体のあらましについてはこちらの前回の記事で紹介しました。

今回の記事では、アリゾナ大隕石孔を紹介します。

アリゾナ大隕石孔

アリゾナ大隕石孔は、約5万年前に20〜30メートルの大きさの隕石がアリゾナの大地に落ちて形成された直径1マイル(1.6キロメートル)、深さ70メートルの巨大な孔。 あまり風化せず、現在も当時の姿をほぼそのまま残しています。

どれくらい大きいかというと、この隕石孔の底面には16面のフットボール場を作ることができ、周囲の壁面を観客席にすると200万人を収容できる巨大スタジアムに匹敵するというから驚きです。 わずか20~30メートルの隕石の落下でこうなってしまいました。 想像を絶するエネルギーです。

この隕石孔は、ミティア・クレーター (Meteor Crater)だとかバリンジャー隕石孔などともいわれますが、分かりやすいようにこのブログでは、アリゾナ大隕石孔としておきます。

アリゾナ大隕石孔のオフィシャルサイトはこちらです。

Meteor Crater | Barringer Space Museum | Winslow, AZ
Get up close to the Meteor Crater, the best-preserved meteorite impact site on earth with Guided Tours, NASA Space Capsule, Gift Shop & More! Located just off t...

フラッグスタッフの近くです

アリゾナ州フラッグスタッフの東南東約60キロメートルのところにあります。

この日はまずセドナからフラッグスタッフへ移動し、ホテルにチェックイン後、アリゾナ大隕石孔へと向かいました。

セドナの街の北の方にある橋です。 ちょうどセドナバレーを北東から南西の方小角へ向けて眺めることができるので写真スポットとして皆さんが立ち寄っていきます。

クリックすると拡大します。

セドナからフラッグスタッフへ向けてのドライブの動画です。 前日に雪が降りましたがきれいに除雪されていました。 とっても気持ちいいです。

大地の盛り上がり

フラッグスタッフ (Flagstaff) からはI-40をひたすら東へ走ります。 高速道路の脇に、時折、アリゾナ大隕石孔の案内板が見えてきます。 マイルマーカー(Mile Marker) 233で高速道路を出て、アリゾナ大隕石孔へつながる道へと進みます。

しばらく進むと、前方に少し大地が盛り上がったところが見えてきます。 それがアリゾナ大隕石孔の周囲の縁です。

写真で見ると大したことがないように見えるかもしれませんが、周囲の平原からの高さは約30メートルもあるのです。 隕石が落ちて、直径が1マイル(1.6キロメートル)の円の周囲に10階建てのビルの高さの盛り土・岩が一瞬にしてできたというとすごいなあと感じるでしょうか。

ビジターセンター

ビジターセンターに到着です。 クリックすると拡大します。

入場料金は大人1人18ドルです。 AAA(アメリカ自動車協会)の割引を利用すれば、1人16ドルになります。 日本のJAF(日本自動車連盟)の会員の方はJAFの会員証を提示すれば、同様に割引きを受けることができます。 AAAはJAFと提携していてJAFの会員証の右上にAAAのマークが入っています。 もしもお持ちのJAFの会員証にAAAのマークが入っていない場合はJAFに電話すればAAAのマークが入った会員証を送ってくれます。

そして料金所を通過したところで、この大きな看板が迎えてくれます。

見取り図

入場ゲートを超えてから階段を上がり、一旦、建物の外に出ます。 アリゾナ大隕石孔のこの場所のマップです。 この写真はクリックすると拡大します。

“ASTRONAUT PARK” (宇宙飛行士公園)

この下の写真が、上のマップで言うところの “ASTRONAUT PARK” (宇宙飛行士公園)です。

アポロのテストカプセルが展示してあります。

実際にアポロが地球に帰還するときに利用されたのではなく、訓練用に利用されました。 アポロの宇宙飛行士たちは、月の表面と環境が似ているというこのアリゾナ大隕石孔で訓練を受けたとのことです。

クリックすると拡大します。

隕石を触れます

そしてもう一度、建物の中へ進みます。 館内では隕石に触れることができます。

度肝を抜かれるすさまじい大きさ

いよいよ大隕石孔、クレーターとの対面です。 下の写真で男の人がこちらに向かって歩いてくるところが建物の出口です。

直径1マイル、1.6キロメートルもあります。 スケールが大きすぎます。 中心部の底の方までは1キロメートル近くあるんです。 星条旗が掲げてありますが肉眼では小さくてよく見えません。 そしてクレーターのリムのてっぺんは風が強いです。 季節にもよりますが温かい恰好をしておく方が良いでしょう。

突き出た展望台には、固定された望遠鏡がセットしてあります。 その望遠鏡の先には、このクレーターの掘削を試みた時の穴や機械、そして星条旗や人の模型などを見ることができます。 いずれも遠すぎて肉眼では良く分かりません。 これほど大きな隕石孔・クレーターが、わずか20~30メートルの隕石の衝突でできてしまうというのが不思議です。

そして少し下の方に降りていくことができます。

こちらは上へと登っていくことができます。

隕石孔の縁の中でも一番高いところです。 後ろの方の雪山はフラッグスタッフの方角です。

アリゾナ大隕石孔を一望できますが、写真には収まり切りません。 ごつごつした岩も印象的でした。

動画をどうぞ

この一番高いところで動画を撮ってきました。 スケールの大きさを感じてもらえると思います。

お土産物売り場

館内にはお土産物売り場があります。 クリックすると拡大します。

その中でも見逃せないのは、隕石のかけら。 ここでは、隕石をお土産として売っているのです。 宇宙から飛んできた物質を手に入れることができるってすごいことだと思いませんか?

大きさによって値段が異なります。 もっともっと大きなものも売っています。 値段は数百ドルしていました。

まとめ

アリゾナ大隕石孔は、

  • 約5万年前に20〜30メートルの大きさの隕石がアリゾナの大地に落ちて形成された直径1マイル(1.6キロメートル)、深さ70メートルの巨大な孔
  • あまり風化せず、現在も当時の姿をほぼそのまま残しています

2018年1月にこのアリゾナ大隕石孔に行ってきました。 実際に見る隕石孔はとてつもなく大きかったです。 ここでは隕石の実物を見て、そして触れて、さらにはお土産として買って帰ることもできます。

入場料金は大人1人18ドル。 日本のJAFの会員証があれば割引きしてもらえて16ドルになります。 JAF会員の方は会員証を忘れずに!

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