今話題の電子レンジ炊飯器
2017年11月は丸々1か月間、アメリカに行ってます。 ネバダ州、ユタ州、アリゾナ州の自然豊かな場所をレンタカーでウロウロします(今後、ココにまとめていきます)。 途中で白いご飯が恋しくなることもあるだろうということで、旅行先でも簡単に白いご飯を作れるように今話題の電子レンジ炊飯器を持って行くことにしました。
まずは電子レンジ炊飯器をゲット
今回は一人での旅行なので、1合用で十分です。 ネットでいろいろ調べてみると、お一人様用の炊飯器としてたくさん出てきました。 その中でも評価が良く値段が最も手頃な(安い)炊飯器として、楽天で【送料無料・1000円ポッキリ】の謳い文句で販売されていた電子レンジ専用炊飯陶器 楽炊御膳(下の写真・左)選びました。
陶器製の炊飯器が自宅に届いてから、ひょっとしたら100均(ダイソー)でも売っているかもしれないと思い探しに行っていると、あるではないですか。 電子レンジ調理器・ご飯一合炊き(下の写真・右)として販売されていました。 100円で売っているところがすごいですね。
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どれだけ美味しいご飯が炊けるか試してみよう
旅行に持って行くので、軽くて割れにくいポリプロピレン製の方がいいけど、白いご飯の出来具合いは何となく陶器製の方が良さそうですよね。 旅行に旅立つ前に実際に試してみて納得のいく方の電子レンジ炊飯器を持っていくことにしました。
では、比べてみます!
① 材質
陶器製の方は、本体も蓋も全て陶器でできています。 重厚感がありますね。
一方のポリプロピレン製の方は、本体も蓋もポリプロピレン製です。 見かけでなく内容が大事とは思いながらもはっきり言ってパッと見は安っぽいです。 こちらはダイソーで買うときには気づきませんでしたが中蓋がついています。 中蓋は吹きこぼれ防止とお米の研ぎ汁を流すのに便利なように作られています。 よく考えて機能的に作られています。 100均、恐るべし。
② 耐衝撃
陶器の方は、試していませんが、床に落とすと割れてしまうでしょう。 たぶん。 旅行の時の持ち運びには慎重な扱いが求められますね。 スーツケースに入れるのは少し勇気がいるかも。
ポリプロピレン製の方は大きな力がかかってグシャッとならない限りはおそらく大丈夫。 スーツケースに入れていても安心です。
③ キズ
陶器の方は1回使っただけで少しキズが入りました。 取扱説明書には食洗器には使用しないでください、と記載されています。 おそらくキズが付きやすいからでしょう。
一方のポリプロピレン製の方はご想像の通りです。 炊飯目的で2回使いましたがきれいなままです。 ポリプロピレンの耐熱温度は、-20℃~140℃。 油物を入れて調理するなどして高熱にならない限りは問題なさそうです。
④ 重さ
陶器製は重いです。 623グラム。
一方のポリプロピレン製の方は僅か110グラム。 旅行の時の持ち運びには軽い方が良いですよね。
⑤ お米研ぎ
無洗米を利用する場合は関係ない話ですが、従来タイプのお米で研ぐ必要がある場合、
陶器の方は、中蓋のようなものがないので、研ぎ汁を流す際に慎重に陶器本体を傾けないとお米が研ぎ汁と一緒に流れ出てしまいます(説明書にはザルを使うように書かれていますが旅行の時にこの目的のためにザルは持って行けないので本来の使用方法とは異なりかもしれませんが陶器本体を利用しました)。
一方のポリプロピレン製の方は先ほども触れましたが中蓋がお米の研ぎ汁を流すのに便利なように作られています。 研ぎ汁と一緒にお米を流してしまう心配はありません。
⑥ 出来栄え
両方の電子レンジ炊飯器とも取扱説明書がしっかりと同封されています。 それに従って作ってみました。
両方ともお米を研いだ後は30分の浸け置きをしました。
いよいよ電子レンジでの炊飯です。 取扱説明書には次のように書かれています。
陶器の方は、500Wで5分過熱、その後200Wで5分過熱、最後に10分蒸らします。
一方のポリプロピレン製の方は、500Wで6分過熱、その後弱(150~200W)で12分過熱、最後に10分蒸らします。
出来上がりの写真がこちらです。 写真ではわかりにくいのですが。。。
出来栄えは、完全に陶器製の方に軍配があがりました。
でも、同じように電子レンジで炊飯するのに調理時間が大きく異なりますよね。 200Wでの加熱時間があまりにも違いすぎます。 ひょっとするとそこに原因があってポリプロピレン製の方のご飯が美味しく炊けなかったのではとエイドリアンは考えたのです。
500Wで6分過熱、その後弱(150~200W)で6分過熱、最後に10分蒸らす、というように後半の加熱時間を半分の6分にしてみました。
出来栄えは、劇的に改善されました。 お米が立つというところまではいきませんでしたが、とても美味しくご飯が炊けました。 これなら問題なし、合格です!
⑦ 吹きこぼれ
陶器製の方は、かなり吹きこぼれが発生します。 かなりどころではなく、電子レンジ内がベタベタになります。 大きな受け皿が必要です。
一方のポリプロピレン製の方は、少しだけ吹きこぼれました。 中蓋有り無しの違いは大きいですね。
⑧ 使用後の洗浄
陶器製の方は浸け置き洗いや食洗器の使用は控えるようにと取扱説明書に書かれています。 浸け置きは陶器が水をたくさん吸収するから、食洗器はキズが付きやすいことが理由だと思います。 食べた後すぐにスポンジで軽くこすってきれいになりました。
ポリプロピレン製の方は、水にしばらく浸けておけば、あとは水洗いできれいになりました。
⑨ 洗浄後の乾燥
陶器製の方の乾燥は時間がかかります。 取扱説明書には、次のように記載されています。
(途中略)水気をよく拭き取って乾燥させてから保管してください。
(途中略)、十分乾燥させてからご使用ください。乾燥が不十分な場合、吸収された水分が内部での熱膨張の影響により、本製品が割れるおそれがあります。
かなり念入りに乾燥しなければいけないですね。 旅行の時には不便ですね。
一方のポリプロピレン製の方は、手でパッパッと振るだけでほぼ乾燥は終了です。 簡単・便利です。
まとめ
ここまで説明してきたことを一覧表にしてまとめました。
電子レンジ専用炊飯陶器 楽炊御膳 一合用 | 100均(ダイソー) 電子レンジ調理器 ご飯一合炊き | |
①材質 | 陶器 | ポリプロピレン |
②耐衝撃 | たぶん、簡単に割れる (試していません!) | 落としても大丈夫 |
③キズ | 陶器表面にすぐにキズがつきます | キズはつきにくい |
④重さ | 623グラム | 110グラム |
⑤お米研ぎ | お米を研ぐのが不便 | 中蓋の水切り穴で研ぎ汁を楽に流せます |
⑥出来栄え | 説明書: 500W 5分→200W 5分 →10分蒸らす *お米が立っていてビックリ *とても美味しかった | 説明書: 500W 6分→200W 12分 →10分蒸らす *表面はそこそこの美味しさ *下の方は固まってゴワゴワ |
工夫してみました 500W 6分→200W 6分 →10分蒸らす *劇的に改善。 *陶器のご飯には負けるが十分! | ||
⑦吹きこぼれ | いっぱい吹きこぼれました。 受け皿が必要です | 中蓋があるため吹きこぼれがほとんどない |
⑧使用後の洗浄 | 浸け置き洗いは推奨されていない 食洗器はダメ スポンジで洗うことでOK | 浸け置き洗いで簡単綺麗 |
⑨洗浄後の乾燥 | 時間がかかる | パッパッと振るだけでOK |
陶器製の方で軍配が上がったのは、出来栄えだけでした。 美味しくご飯が炊けるというのが一番大きなポイントですからね。 でも、108円(税込)のダイソーで買ったポリプロピレン製の方も加熱時間に工夫を加えることにより出来栄えが劇的に改善され、陶器製には及ばないものの合格点だったです。
ということで、11月の旅行の際には、ダイソーで買った108円(税込)の電子レンジ炊飯器を持って行くことにします。 陶器製の方はお米が立つくらいに見事なまでのご飯が炊けるのでこちらは自宅用で使用することにします。
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