2018年4月 シンガポール経由でアメリカへ
2018年4月にシンガポールへ、そしてそのシンガポールを起点にしてアメリカへ行ってきました。 シンガポールでは美味しいものを食べることとシティバンクシンガポールのアカウントマネジャーさんにもお会いすること、そしてアメリカではヒューストンに入ってこれまで行ったことがなかったテキサス州のサンアントニオ・オースティンのドライブの旅を楽しむことを目的にしました。
ルートは次の通りです。
往路: KIX-SIN(1泊)-SFO-IAH(8泊)
復路: IAH-SFO-SIN(2泊)-KIX
チケットは、KIX-SINの往復には、ユナイテッド航空のマイルを使ったシンガポール航空の特典航空券を利用し、SIN-SFO-IAHの往復にはユナイテッド航空の有償のチケットを購入しました。
この旅の一連の流れは2018 4月 シンガポールと2018 4月 アメリカ(ヒューストン・サンアントニオ・オースティンに順次追加してゆきます。
今回の記事では、テキサス州の州都オースティン観光で訪れた、
- オースティン名物のコウモリ見学
- テキサス州会議事堂
- アートギャラリー(Graffiti Park at Castle Hill)
- Whole Foods Market 本店・1号店(テキサス州オースティンが発祥の地です)
- オースティン郊外(Fredericksburg というドイツ村近く)で立ち寄ったところ
- Das Peach Haus
- Wildseed Farms
- ワイナリーのぶどう畑
を紹介します。
オースティン
テキサス州の州都であるオースティンは、ヒューストンから西北西に約260キロメートルのところにあります。
今回は、サンアントニオ(サンアントニオ観光の記事はこちら)からオースティンへと向かいました。 約130キロメートル、1時間と少しのドライブです。
オースティン名物のコウモリ見学
3月~11月頃の夕方、オースティンの中心部を流れるコロラド川に架かるCongress Avenue Bridgeから数多くのコウモリが餌を求めて飛び立ちます。 その数、数百万と言われています。 まあ数えきれないくらい多いということですね。 オースティン名物と言われるだけあって夕方になると多くの観光客が集まってきます。
2018年4月のテキサス州オースティンに滞在した際に実際にコウモリが夕方飛び立つ光景を見てきました。 数多くの無数のコウモリが飛び立っていく姿は圧巻、10分以上にわたって延々と続いていました。 本当に驚きました。 オースティンへ行ったなら絶対に外せない観光名所です!
どこで見れる?
下に地図を貼っておきます。 Congress Avenue Bridgeの南東側になります。
駐車場はほどほどの広さ
多くの観光客の車を収容できるように駐車場が用意されていますが、まあほどほどの広さです。 慌てることがないように早めに到着する方が良さそうです。 エイドリアンが実際に訪れたのは2018年の4月の夕方でしたが、まだこれだけ明るい時間帯なのに空きスペースは残りわずかになってしまっていました。
4時間の利用で駐車料金は6ドルでした。 クレジットカードで支払いできました。
下の写真はクリックすると拡大します。
Congress Avenue Bridge
こちらはCongress Avenue Bridgeの橋の上です。 夕方、日差しを遮るものがなくとても暑いです。 夕方6時頃にはまだ誰もいませんでした。
そして橋の上から眺めた橋の下側の見学場所がこちら。 駐車場がほぼ満車になっているのにこちらもまだ誰もいません。
コウモリは、このコロラド川の東側へ向かって飛び立ちます。
Congress Avenue Bridgeは1910年に建造されました。 100年以上の歴史を持つんですね。
この橋の上で見るのが良いのか、下で見るのが良いのか? どちらが良いかわからないままエイドリアンは夕方の強い日差しを避けて橋の下側へと向かいました。
コウモリはどこにいる?
1980年にCongress Avenue Bridgeを改築した際、橋の下にコウモリが住み着きやすいように写真にあるような隙間を作ったそうです。 多くのコウモリの住みかを作って観光客を呼び寄せるというなかなか計算高いオースティンです。
実際の橋の下側の写真です。 隙間が彫られているのが分かると思います。
橋げたには注意書きが書かれています。
多くの観光客が集まってきます
コロラド川の木陰を探してウロウロ歩きながら時間をつぶし日没1時間くらい前に橋の下に戻りました。 まだそれほど人は集まっていません。 芝生の上に腰を下ろして休みましたが、芝生から水が浸みてくるので敷物が必要です。 写真をよく見ると分かりますが青いシーツを持参している人もいます。 エイドリアンはサンアントニオのコストコで無料でゲットしていた段ボールをお尻の敷物に使いました。
下の写真はクリックすると拡大します。
日没時刻に近づくと、橋の上にも下にも多くの人が集まり、今か今かと心待ちにしています。
コウモリを待っている時の周囲の様子の動画です。
本当に多くのコウモリでした
日没の時刻を迎えさらに少し経った頃、誰かが合図をしたかのようにコウモリが突然飛び立ち始めました。 iPhoneで写真を撮ったのですが、夕暮れ時で少し暗くなりかけていたのと、コウモリが勢いよく飛び立つので、コウモリの写真がぼやけてしまっています。
いやー、本当に驚きました。 実に多くのコウモリが途切れることなく延々と飛び立っていきます。 これでもか、これでもかというくらいに。 橋の下に彫られた溝の中にそんな多くのコウモリが暮らしているというのは不思議だなあと感じました。
動画も貼っておきます。
こちらはもっと近くに寄ってズームアップした動画です。
ググってみると、橋の下で見学した人、橋の上で見学した人、いろいろです。 各々、味のあるいい写真を撮っています。 橋の下からだと狭い一定の範囲の角度でコウモリが飛び立つ瞬間を見ることができますが、橋の上からだとコロラド川の先へと飛び立っていく延々と筋状になった多くのコウモリを眺めることができそうです。 次の機会があれば、橋の上から見学してみようと思います。
最後に、Congress Avenue Bridgeのコウモリのオフィシャルサイトのリンクを貼っておきます。 見学に行く前に見ておくとよいでしょう。
Texas State Capitol / テキサス州会議事堂
テキサス州の州都であるオースティンに、1885年に建設された92.24メートルの高さを有するテキサス州会議事堂があります。 とっても立派な建物です。
所在地が分かる地図を貼っておきます。 先に紹介したコウモリのフライトを見学できるCongress Avenue Bridgeから徒歩圏内です。
一般に公開されています
この州会議事堂には自由に入ることができます。 ただし、空港と同じようにセキュリティの手荷物検査場があります。
ガイド付きツアー
手荷物検査が済んで建物内部へと進むとツアーの案内とビジターセンターの案内がありました。
10時からのガイド付きツアーに参加しました。
上の写真でガイドさんとツアーの参加者が立っている場所を改めて人がいなくなってから撮ったのが下の写真です。
現在のテキサス州がメキシコから独立した1836年 から アメリカに併合された1845年迄の短い期間にだけ存在したテキサス共和国(Republic of Texas)の国章が州議事堂の中心の床に描かれているのです。 前回の記事でサンアントニオのアラモ砦を紹介しましたが、テキサスの人たちは自分たちがメキシコから独立した歴史を本当に誇りに思っているんだなということが伝わってきます。
壁面には多くの肖像画が掲げられています。
その中の1枚がジョージ W. ブッシュ(George W. Bush)でした。 1995年から2000年までのテキサス州知事のときのものですね。
テキサス州の州旗にも描かれているように、テキサス州は “Lone Star State” の愛称で呼ばれることがあります。 この “Lone Star” (ローンスター)が州会議事堂のてっぺんに掲げられています。
ガイド付きのツアーでは建物の中をあちこちと連れて行ってもらいました。 でもテキサス州の歴史についての理解が乏しかったので説明してくれていたことの半分も理解できなかったなあ。 アメリカを旅行しながら毎回思うことだけど、事前に訪問先の歴史をしっかりと予習しておかないといけないですね。
こちらはSenate Chamber (上院議場)。
こちらはHouse of Representatives Chamber(下院議場)
拡張されたウイング部分からは天井部のガラス窓を通してテキサス州会議事堂の頂上部分を眺めることができます。
このツアーは1時間程度。 もし時間が許せば是非参加してみましょう。 テキサスの歴史への理解が深まること間違い無しです(できれば少しでもテキサス州の歴史を予習しておくと理解度が格段に向上すると思います)。
テキサス州会議事堂のツアーへの参加を計画される際には、以下の公式サイトで最新の詳細情報を確認するようにお願いします。
The University of Texas at Austin テキサス大学オースティン校
テキサス州立大学のオースティン校(略称: UT Austin)が先に紹介したテキサス州会議事堂の近くにあったのでキャンパス巡りをしてきました。 1883年に設立された歴史ある大学です。
大学のマップです。 下のマップはクリックすると拡大するように設定しています。
この大学のシンボル的存在であるUniversity of Texas Tower。 約94メートルの高さです。 先に紹介したテキサス州会議事堂とほぼ同じ高さですね。
遠くにテキサス州会議事堂、そしてその反対側にUniversity of Texas Towerを眺めることができるポイントです。 どこにあるか探してみてください!
Graffiti Park at Castle Hill / アートギャラリー
地球の歩き方に乗っていたのでどんなところかと思って行ってきました。 場所はこちらです。 周辺は民家で観光客が車を停めることができるような駐車場は見当たりませんでした。 路上駐車になります。
小高い丘を棚田のようにして、その壁面に無数の絵が描かれています。 現地に行けば分かりますが、シンナーのようなにおいがきつかったです。 絵を描くときにシンナー系のスプレー塗料を使っているのでしょう。 話しのネタにこんなものかと眺めたらそれで十分かと思います。 ご自身の健康のためにもあまり長居しない方が良いと思います。
下の写真はクリックすると拡大します。
Whole Foods Market 本店・1号店
食料品を中心に扱うチェーンストアのホールフーズ・マーケット(Whole Foods Market)は、テキサス州オースティンが発祥の地です。 ということでまたおのぼりさんをしてきました。 本店でありそして1号店である店舗です。 所在地はこちら↓。
外観は、普通のWhole Foods Marketです。
店舗内はとても広かったです。 Whole Foods Marketはどの店舗であっても店内で飲食できるのですが、この本店・1号店は、店内のあちこちで飲食できるようになっています。 お酒を飲めるバーカウンターまで用意されていました。
下の写真はクリックすると拡大します。
オースティン郊外で立ち寄ったところ
オースティンからヒューストンへ戻る前にガイドブックを片手に西へ西へとFredericksburg というドイツ人の移民の町まで走ってみました。 訪れたところを簡単に紹介しておきます。
Das Peach Haus
Fredericksburg というドイツ人の移民の町にあるジャムのお店です。 この看板が目印です。 お店の前に小さな駐車場があります。
風格ある佇まいです。
店内の様子です。 たくさんのジャムが並べてあり、各々試食できます。 味を確認してお気に入りのジャムを購入できます。
このお店のオフィシャルサイトを貼っておきます。
Wildseed Farms
Fredericksburg というドイツ人の移民の町にある花と種のお店です。 入場料無料でたくさんの綺麗な花を見学できます。
下の写真はクリックすると拡大します。
このお店のオフィシャルサイトを貼っておきます。
ワイナリーのぶどう畑
Fredericksburg というドイツ人の移民の町近くのUS-290号線沿いにはワイナリーが点在しています。 雰囲気の良さそうなワイナリーを見つけたら立ち寄ってみるとよいかも。 運転手はティスティングはダメですよ!
今回この地に立ち寄ったのは2018年4月でしたが、もう既に小さいながらもぶどうの実を付けていました。
まとめ
今回の記事では、テキサス州の州都オースティン観光で訪れた、
- オースティン名物のコウモリ見学
- テキサス州会議事堂
- アートギャラリー(Graffiti Park at Castle Hill)
- Whole Foods Market 本店・1号店(テキサス州オースティンが発祥の地です)
- オースティン郊外(Fredericksburg というドイツ村近く)で立ち寄ったところ
- Das Peach Haus
- Wildseed Farms
- ワイナリーのぶどう畑
を紹介しました。
オースティンの中心部を流れるコロラド川に架かるCongress Avenue Bridgeから日没のタイミングで数多くのコウモリが餌を求めて飛び立ちます。 その数、数百万と言われています。 本当に実に多くのコウモリが途切れることなく延々と飛び立っていきます。 これでもか、これでもかというくらいに。 この自然の光景を楽しむことができるのは3月~11月頃の期間です。
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